絶縁油の交換
VCB、UGS、PAS、高圧ケーブルなど他の関連部品と同様に絶縁油も交換が必要です。茶褐色になってきたら交換のタイミング。変色していてもそのまま使い続けていると絶縁性が低下し、機器トラブルの原因となります。株式会社アフジェットは、キュービクル式高圧受電設備(キュービクル)に使用される絶縁油の交換にも対応しています。
絶縁油とは
絶縁油とは、機器の絶縁と冷却を行う油。キュービクル内部で、異常加熱や絶縁劣化が発生した際に、分解ガスや絶縁物の劣化生成物を発生させ絶縁や冷却を行います。油入コンデンサなどにも使われています。
絶縁油交換の手順
定期検査
絶縁油は定期検査の際の高圧絶縁測定によって交換するか 判断します。10年以上経過すると絶縁値が当初の3分の1以 下になり、茶褐色に変色します。
既存油の除去
トランス内のコイルやリード板を傷つけないように既存の絶縁 油を抜きます。
トランス内の洗浄
新しい油でトランス内の酸化不純物を洗い落とします。 洗浄に使った油はトランスから抜きます。
新しい絶縁油の注入
洗浄が終わったら、新しい絶縁油を入れます。 新しい絶縁油は淡い黄色。
絶縁測定
再送電をする前に絶縁測定を行います。 絶縁値が回復したことを確認して完了です。