受電設備関連周辺器(VCB、UGS、PAS、高圧ケーブル)の交換

VCB・UGS・PAS・高圧ケーブルの交換

株式会社アフジェットでは、キュービクル式高圧受電設備(キュービクル)の周辺機器であるVCB、UGS、PAS、高圧ケーブルなどの交換・設置を承っています。劣化した部品を使い続けることは、大きな事故を引き起こす恐れもあります。適切な時期に交換するようにしましょう。

image交換を守る重要性

VCB、UGS、PAS、高圧ケーブルなど、いずれか一つでも部品が使えなくなることで、キュービクル自体に影響を与えます。常にトラブルなく使い続けるために、交換すべき時期に交換する必要があるでしょう。

VCB

負荷電力の遮断や電気系統に異常が発生した際の故障系統の切り離しなどを行います。遮断能力が高い機器です。騒音が少なく、金額がリーズナブルなのも特徴です。

交換自安
15~20年

高圧ケーブル

高圧ケーブル(CVT)は「架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル」の略称。送電・配電・配線を行います。キュービクル以外にも、電灯分電盤の幹線、電気機器への電源供給用配線など幅広く使われているケーブルです。

劣化により起こりうる事故例

CV・CVTケーブルの劣化によりひび割れができ、そこから雨水が浸入。それにより、CVケーブルとの接続箇所が破損し絶縁。

※CVケーブルの事故が非常に多いです。CVケーブルをご使用の方は、早急な交換工事が必要です。

更新目安
屋内:20~30年 屋外:15~20年

PAS

架空電線で電線を引き込むタイプに設置され、負荷電流など通常発生する電流を遮断する装置です。負荷電流を遮断するのみの比較的単純な構造のため、保守点検が容易です。事故などで短絡電流が流れる場合は、PAS内部の過電流検出素子が活動し、PASに電流が流れるのをロック(SOG動作)します。SOG動作は波及事故を防ぐ役割もあります。

PASの劣化による事故例

SOG動作ができなくなったときに、短絡電流が流れる事故が起きると、波及事故が併発する恐れがあります。

※CVケーブルの事故が非常に多いです。CVケーブルをご使用の方は、早急な交換工事が必要です。

更新目安
10~15年

UGS

地中線の引き込むタイプのキュービクルに設置される装置です。PASと同様の働きを行います。PAS同様にSOG動作を行い、波及事故を防ぎます。

更新目安
15年

image波及事故と交換工事の関係性

波及事故とは、ある所で起きた事故が原因で近隣やその地域の電気設備にも停電などの影響を及ぼす(波及する)事象のことです。

低圧(一般家庭や商店など)の場合は、事故の可能性ははあまりなく、広がる範囲も狭いので大きな問題になる可能性は低いといえますが、高圧(工場、ビル、大きな店舗など)の場合は停電する設備や戸数が広範囲になり、停電時間が長くなって大きな影響を及ぼす可能性が大きくなります。高圧の事故の大部分は地絡(高圧の場合の漏電)であるため、地絡遮断装置(家庭や商店の漏電ブレーカーに相当するもの)の設置が必要なのですが、これを設置していなかったり、設置していても故障などで作動しない場合は電力会社の配電用変電所の遮断装置が切れることにつながります。高圧の世帯は配電用変電所に繋がっていますから、切れた遮断装置の配電線に繋がっている全部の世帯が停電となってしまいます。

そのため、工場の機械やエレベーターが止まったり、交通信号機が動かなくなったり、コンピューター関係のトラブルや、夜間であれば重要な照明が消えるといったことが起きて社会問題や賠償問題になることも多々あるため、VCB、UGS、PAS、高圧ケーブルなどの定期的な交換には、特に気を配るべきなのです。